スパイダーソリティアは、ソリティア(クロンダイク)と比べて難易度が高いゲームです。「なかなかクリアできない」「いつも途中で詰まってしまう」という悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
実は、スパイダーソリティアには攻略のコツがあります。空き列の作り方、カードの動かす順番、詰みを防ぐ考え方など、基本的なテクニックを知っているかどうかでクリア率は大きく変わります。
この記事では、スパイダーソリティアで勝率を上げるためのコツを初心者にもわかりやすく解説します。基本テクニックから序盤・中盤・終盤の動き方、さらにクリア後のスコアアップを目指す方法までお伝えします。
SDIN無料ゲームでは、ブラウザ上でスパイダーソリティアを無料でプレイできます。1スート・2スート・4スートすべての難易度に対応しているので、この記事で紹介するテクニックを実際に試してみましょう。
■ スパイダーソリティアが難しい理由
■ クリア率を上げる5つの基本テクニック
■ 序盤・中盤・終盤の動き方
■ 空き列の作り方と活用法
■ 詰みを防ぐカード操作の考え方
■ クリアできるようになったら:スコアアップを目指す
■ コツを押さえてスパイダーソリティアのクリアを目指そう
スパイダーソリティアは、クロンダイクよりも難易度が高いゲームです。104枚のカードを扱い、8組のシーケンスを完成させる必要があるため、戦略なしにプレイしてもなかなかクリアできません。
ここでは、スパイダーソリティアが難しいとされる理由を解説します。難しさの原因を理解することで、対策が見えてきます。
スパイダーソリティアには1スート・2スート・4スートの3段階の難易度があります。スートの数が増えるほど、難易度は格段に上がります。
1スート(初級)は比較的クリアしやすく、慣れれば高い勝率を維持できます。しかし、2スート(中級)になると戦略性が増し、4スート(上級)ではかなりの難関となります。
4スートの勝率は、実力者でも体感で2割程度という声もあるほどです。すべてのゲームがクリア可能なわけではなく、初期配置によっては詰んでしまうこともあります。
スパイダーソリティアでは、スートが異なっていても降順であればカードを重ねられます。しかし、異なるスートが混在した並びはまとめて動かせません。
たとえば、スペードの8→ハートの7→スペードの6と並んでいる場合、この3枚をセットで動かすことはできません。1枚ずつ分けて移動する必要があり、手数がかかります。
スートが混在した列が増えるほど、カードの移動が制限され、身動きが取れなくなっていきます。これがスパイダーソリティアの難しさの大きな要因です。
スパイダーソリティアには運の要素もありますが、運だけでは勝てません。
クロンダイクと比べてカード枚数が多く、判断すべき場面も多いため、一手一手の選択が結果を大きく左右します。「動かせるから動かす」というプレイでは、すぐに詰まってしまいます。
逆に言えば、正しいテクニックを身につければ、クリア率を着実に上げることができるゲームです。次章から具体的なコツを見ていきましょう。
スパイダーソリティアでクリア率を上げるには、基本的なテクニックを身につけることが大切です。難しいテクニックではなく、「何を優先するか」という判断基準を持つだけで、プレイの質が変わります。
ここでは、初心者がまず覚えるべき5つの基本テクニックを紹介します。
スパイダーソリティアでは、ゲーム開始時に44枚の裏向きカードが場札に隠れています。これらをすべて表にしなければ、クリアすることはできません。
裏向きカードは何があるかわからないため、選択肢を広げることができません。表向きのカードを増やすことで、動かせるカードの組み合わせが増え、クリアへの道筋が見えやすくなります。
複数の手が選べる場面では、「どの手を打てば裏向きカードをめくれるか」を基準に判断しましょう。裏向きカードのめくりを最優先にすることが、クリアへの第一歩です。
できるだけ同じスート同士でカードを重ねることが、スパイダーソリティア攻略の基本です。
異なるスートを重ねると、その並びはまとめて動かせなくなります。後でその列を崩すのに苦労し、詰みの原因になることも多いです。
もちろん、他に選択肢がない場合は異なるスートを重ねることもあります。しかし、選べる場面では同じスートを優先しましょう。同じスートで長く連続した列を作ることで、まとめて動かせる範囲が広がり、ゲームを有利に進められます。
空き列(カードがない列)を作ることは、スパイダーソリティア攻略の鍵です。
空き列があると、任意のカードを置くことができます。一時的な置き場として使えるため、複雑なカードの並べ替えが可能になり、手の選択肢が一気に増えます。
序盤から「1列を空にする」ことを目標にプレイしましょう。空き列が1つあるだけで、ゲームの展開が大きく変わります。詳しい作り方と活用法は後述します。
キング(K)とエース(A)は、動きが制限されやすいカードです。配置に注意しないと、他のカードの動きを阻害してしまいます。
キングは他のカードの上に置くことができません。空き列に移すか、K〜Aの13枚が揃ってシーケンスを完成させる以外に、動かす方法がないのです。
エースも同様に、上に重ねられるカードがないため行き止まりになりがちです。
キングやエースが増えてくると身動きが取りにくくなるため、できるだけ同じ列にまとめておくのがコツです。たとえば、キング同士を1つの列に固めれば、他の列では自由にカードを動かせる状態を維持できます。
山札から新しいカードを配るのは、場札で動かせるカードがなくなってからにしましょう。
山札を配ると、10列それぞれに1枚ずつカードが追加されます。せっかく整理した列が崩れたり、めくりかけていた裏向きカードが埋もれてしまうこともあります。
まだ動かせるカードがあるのに山札を使うと、整理の機会を逃してしまいます。「もう動かせるカードがない」と判断できるまで、山札は温存しておきましょう。
また、山札を配る前には空き列を埋めておく必要があります(空き列があると配れないルール)。どのカードで埋めるかも、後の展開を考えて判断しましょう。
スパイダーソリティアは、ゲームの進行に応じて意識すべきポイントが変わります。序盤・中盤・終盤それぞれの動き方を理解しておくと、効率よくゲームを進められます。
ここでは、各段階での基本的な考え方を解説します。
ゲーム開始直後の序盤では、1列を空にして空き列を作ることが最初の目標です。
空き列ができると動かせるカードの自由度が増し、その後の攻略が格段に有利になります。序盤のうちに空き列を確保できるかどうかで、ゲーム全体の展開が大きく変わります。
また、序盤は裏向きカードを積極的にめくることも重要です。場の情報量を増やすことで、選択肢が広がります。
注意点として、裏向きカードの上に別の列からカードを重ねてしまうと、そのカードをめくるタイミングが遅れます。隠れたカードへのアクセスを妨げるような移動は避けましょう。
空き列が1つでもでき、場のカードがある程度動かせるようになったら、場全体の整理整頓に取りかかります。
中盤のポイントは、同じスートごとにカードを連続させて並べ替えることです。異なるスートが交互に積まれた並びでは、その下にあるカードを動かせなくなってしまいます。
空き列を一時的な置き場として活用し、カードの並び替えを進めましょう。たとえば、空き列にキングを含む連続カードを移動させてから、別の列を整理するといった形で、空き列を経由してカードを動かすと効率的です。
この段階では、同じスートでまとまった長い列(Kからなるべく連続した並び)を作り、まとめて動かせる状態を増やすことを目指します。
山札が少なくなり、場のカードも減ってきた終盤では、一手の判断がクリアを左右します。
終盤では、新しいカードを配る前に場の状態をできるだけ万全に整えておくことが重要です。山札からカードを配る直前や、シーケンスを完成させて取り除く直前では、他の列の状態が最善になっているか確認しましょう。
また、終盤は「元に戻す(Undo)」が効かなくなるタイミングもあります。山札を配ったり、シーケンスを取り除いたりする前に、本当にそれがベストな選択か慎重に判断してください。
シーケンスが完成した場合は取り除いて問題ありませんが、それによって他の列で動かせないカードが生じないか、事前にシミュレーションしておくと安心です。
空き列は、スパイダーソリティア攻略の「切り札」とも言える重要な要素です。空き列の有無でゲームの難易度が大きく変わります。
ここでは、空き列の作り方と効果的な活用法を詳しく解説します。
空き列とは、カードが1枚も置かれていない列のことです。スパイダーソリティアでは、空き列にはどんなカードでも自由に置くことができます。
この「何でも置ける場所」があるだけで、盤面のカード配置を大きく動かすことが可能になります。空き列が1つできると、手の選択肢が一気に増えるのです。
空き列が多いほど自由度は高まりますが、逆に空き列がゼロの状態だと手詰まりに陥りやすくなります。常に1列は空きを維持できるよう意識しましょう。
空き列を作るなら、裏向きカード(隠しカード)が少ない列から崩すのが効果的です。
裏向きカードが多い列を空にしようとすると、何枚もカードをめくる必要があり、時間がかかります。一方、裏向きカードが1〜2枚しかない列であれば、比較的少ない手数で空にできます。
ゲーム開始時に各列の裏向きカードの枚数を確認し、「この列なら空にできそうだ」という列を狙い撃ちしましょう。比較的動かしやすい列を集中的に処理して、早めに空き列を確保することが重要です。
空き列ができたら、「一時保管場所」としてフル活用しましょう。
たとえば、動かしたいカードの上に邪魔なカードがある場合、そのカードを一旦空き列に退避させてから目的のカードを動かす、といった操作が可能になります。
空き列を経由することで、通常ではできない複雑な並べ替えができるようになります。カードの組み替えスペースとして、積極的に使いましょう。
ただし、空き列をすぐに他のカードで埋めてしまうのはもったいないです。必要以上に埋めず、有効に使い続けることを意識してください。山札を配るために埋める必要がある場合は、後で動かしやすいカードを置くよう工夫しましょう。
キングは他のカードの上に置けないため、空き列がなければ動かすことができません。空き列ができたら、キングを含む連続カードを移動させるのが効果的な使い方です。
キングを空き列に置くと、そこから新しくQ、J、10…と順番に並べていくことができます。キングを起点にして、最終的にAまで一続きのシーケンスを作り上げることが可能です。
また、キングを空き列に移動させることで、元の列で塞がれていたカードが動かせるようになることもあります。キングの配置換えは、盤面を大きく動かすチャンスになります。
スパイダーソリティアで「もう動かせるカードがない」という詰み状態を防ぐには、戦略的なカード操作が必要です。
ここでは、詰みを防ぐための考え方とテクニックを紹介します。
行き当たりばったりにカードを動かすのではなく、「この一手を打ったら次にどうなるか?」を常に考えましょう。
特に、以下のポイントを意識すると判断しやすくなります。
終盤では一手のミスが致命的になることもあるため、先読みの意識が重要です。
同じスート同士で重ねるのが基本ですが、あえて別のスートを重ねることで好展開を生むこともあります。
たとえば、ハートの4の上にハートの3を置ける場面でも、代わりにスペードの3を置いてみる、という選択肢があります。一見遠回りに思えても、後でスペードの4や5が出てきて一気に連結できる可能性もあるのです。
「同じスートを崩すのはもったいない」と思いがちですが、固定観念にとらわれず柔軟に考えることで、意外な活路が開けることがあります。
基本原則として、異なるスートが同じ列に混在する状況は最小限に抑えましょう。
スートが混在した列は、その下にあるカードを動かしにくくなります。できるだけ同一スートで長く連続する「きれいな」列を作ることで、複数枚をまとめて動かせる範囲が広がります。
どうしても異なるスートを重ねる必要がある場合は、「後で崩しやすい位置に置く」「他の列には影響しないようにする」といった工夫を心がけましょう。
デジタル版のスパイダーソリティアには、ほとんどの場合「元に戻す(Undo)」機能があります。初心者のうちは、この機能を積極的に活用しましょう。
「この手を打つとどうなるか」を試してみて、うまくいかなければ戻して別の手を試す。この試行錯誤を繰り返すことで、最善手を見つけやすくなります。
また、Undoを使いながらプレイすることで、「この場面ではこう動かすのが正解だった」という経験が蓄積され、実力アップにもつながります。
スパイダーソリティアを安定してクリアできるようになったら、次の目標としてスコアアップを目指してみましょう。クリアするだけでなく、より効率的なプレイを追求することで、ゲームの楽しみ方が広がります。
ここでは、スコアを意識したプレイのポイントを紹介します。
多くのスパイダーソリティアでは、以下のような要素でスコアが計算されます。
ゲームによってスコア計算の仕組みは異なりますが、基本的には「少ない手数で、短時間で、やり直しなくクリアする」ことが高スコアにつながります。
スコアを上げるには、無駄な移動を減らすことが重要です。
「とりあえず動かせるから動かす」ではなく、「この移動は本当に必要か?」を考えてからカードを動かしましょう。1手1手に意味を持たせることで、手数を抑えることができます。
また、複数枚をまとめて動かせる場面では、まとめて動かす方が効率的です。同じスートで揃った連続カードを意識的に作ることが、手数削減にもつながります。
Undoを使うとスコアが下がるゲームが多いため、高スコアを目指すならUndoに頼らないプレイを心がけましょう。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずはUndoを使いながらクリア率を上げ、慣れてきたら徐々にUndoの使用回数を減らしていく、という段階的なアプローチがおすすめです。
Undoなしでクリアできるようになると、先読み力や判断力が自然と鍛えられ、実力アップを実感できるはずです。
1スートで安定してクリアできるようになったら、2スートへ。2スートをクリアできるようになったら、4スートへ。難易度を上げて挑戦することで、新たな楽しみが生まれます。
難易度が上がるほど、より高度な戦略と判断力が求められます。4スートをクリアできたときの達成感は格別です。
また、同じ難易度でも「より少ない手数でクリア」「より短い時間でクリア」といった自己ベスト更新を目指すのも、長く楽しめる遊び方です。
スパイダーソリティアは難易度の高いゲームですが、基本テクニックを押さえれば、クリア率は着実に上がります。運任せではなく、戦略的にプレイすることが攻略の鍵です。
クリアできるようになったら、手数を減らしたり、Undoを使わずにクリアしたり、難易度を上げたりと、スコアアップを目指す楽しみ方もあります。自分なりの目標を設定して、長く楽しんでください。
SDIN無料ゲームでは、ブラウザ上でスパイダーソリティアを無料でプレイできます。ダウンロード不要で、1スート・2スート・4スートすべての難易度に対応。シンプルな操作性で、この記事で紹介したテクニックの練習に最適です。
スパイダーソリティアは、コツを知っているかどうかでクリア率が大きく変わるゲームです。最初は難しく感じても、基本を押さえてプレイすれば、必ず上達します。
今回紹介したテクニックを意識しながら、ぜひ実践で腕を磨いてください。クリアできたときの達成感を味わいましょう!